日没から2時間程度、夜だからこそ見ることのできる生き物などを観察します。
季節や当日の気象状況にあわせて、最適の観察ポイントへとご案内いたします。
ナイトツアーで観察できる生き物をいくつか紹介します。季節や当日の気象状況によりここに紹介した生き物を観察できない場合もありますので、ご了承ください。
■ホタル類
西表島には様々な種類のホタルが生息しますが、幼虫も陸上で生活する陸棲ホタルと呼ばれる種類です。(ちなみにホタルといえば、ゲンジボタルやヘイケボタルが有名ですね。こちらは水棲ホタル。)
ヤエヤマボタルが一面に飛び交う姿はみごとです(3〜4月)。また、成虫のいない時期でも、幼虫が光る姿を見ることができます。
■ヤシガニ
カニとは言ってもヤドカリの仲間で、正面に向かって歩きます。 食用になりますが人によって好みが分かれるようです。 中毒を起こす事があるので注意が必要です。
夏の大潮の晩、岩場で放卵する姿が観察できます。 驚かすと放卵を止めてしまうので、そっと観察しましょう。
■オカガニ
ヤシガニと同様、夏の大潮の晩、放卵します。こちらは砂浜で観察できます。
写真は、卵を抱いて海に向かう途中のオカガニです。
■ヤエヤマイシガメ
水の入っている水田やその脇の水路でよく見かけるカメは、このヤエヤマイシガメ。殺気を感じると水の中に潜っていきます。
■サキシマハブ
西表島のハブはサキシマハブという種類で、本島のハブに比べ小型で毒も弱く、 近年では死亡例はありません。 基本的におとなしく、捕まえようとしたり、踏んだりしなければ、 噛まれる事はまずありません。 畑の作物を荒らすネズミなどを食べてくれる動物なので、 見つけてもそっとしておきましょう。
■サキシマキノボリトカゲ
昼間活発に活動してたサキシマキノボリトカゲ、夜はなにをしているのか?
■フクロウ類
西表島で通常観察できるフクロウの仲間は、オオコノハズク・リュウキュウコノハズク・リュウキュウアオバズクの3種。夜になるとよく鳴いています。
夏には、巣立ったばかりの幼鳥が電線に止まっていたりします。
写真はリュウキュウアオバズク。
■コウモリ類
カグラコウモリ、コキクガシラコウモリ、ユビナガコウモリなどの小型コウモリ類は、昼間は洞窟にいて、 暗くなる頃に外に出てきます。夕方、洞窟の外で待っていると、出てくるコウモリを観察できます。夜間、盛んに飛び回って昆虫類を食べます。
ヤエヤマオオコウモリは、翼を広げると1m近くになる大きなコウモリです。昼間は森の中で休んでいて、 夜になると飛び回って餌を探してます。オオコウモリの仲間は果物や花の蜜を食べます。写真はヤエヤマオオコウモリ。木にぶら下がって休んでいます。
■生き物ばかりでなく、西表島には街灯がほとんど無いので、空がとても暗く星がきれいです。月のない夜に空を見上げると、満天の星空が広がり、天の川がはっきりと見えます。時期によっては、南の低い空で輝く南十字座も見えます。
■晴れた月夜の晩、星は見えなくなりますが、こんなに月明かりは明るいのかと驚かれるかもしれません。
2024年2月1日からの新料金(税込み)
昼間ガイドに参加した方 1名 | 3,850円 |
ナイトツアーのみの参加 1名 | 4,950円 |